2023.08.07
お知らせ【太陽光発電導入事例】太陽光発電で大幅な電気代削減(電気料金明細つき) 株式会社岸本建設工業 代表取締役 岸部直喜様にインタビュー
「貴組合は何かSDGs関係のお取組みはされてるのですか?」
当時、神奈川県鉄構業協同組合で理事長を務めていた岸部社長は県会議員の方に言われた
その一言がはじまりで、鉄構業界を中心に脱炭素経営の推進を行い始めました。
岸部社長自ら環境に配慮した経営を行っており、その経営を支えているのが自家消費型太陽光です。
更に、高騰していた電気代の大幅な削減も実現しました。
今回は太陽光のメリットを肌で感じた岸部社長にお話をお伺いしました。
―岸本建設工業様は創業何年で、どういった事業をやられていますか?
昭和40年9月に自分の父親が創業を始め、茅ケ崎に本社を、寒川に工場を建てました。
メインで行っている事業は、建築鉄骨の加工ですかね。
体育館やビルの骨組みを作ります。 鉄骨を買ってきて切り刻んで溶接してペンキ塗って現場に持って行って建てるまでっていう、そういった仕事を行っています。
最近多いのは、耐震鉄骨の加工が多いです。 建築基準法が変わったことによって、震度6に耐えられる鉄骨ではなく震度7に耐えられる鉄骨じゃないとダメになったのですよ。
昭和56年よりも前からある鉄骨というのは、今の基準じゃアウトなのですよね。それを、耐震補強ということで、鉄骨に色々な形で補強をするっていう、そういった仕事が増えていますね。ですからうちは、建物を建てるのと、そういった補強工事で仕事は半々ぐらいですね。
―今回、太陽光を導入したキッカケは何ですか?
キッカケは銀行さん、厳密には銀行さんが紹介した会社さんからなのですが、その方から「電気を見直したらどうでしょうか?」っていう話がありました。
最初に電力会社の契約を変えて、その次に、事務所の照明をLEDに変えました。で、私の方から「太陽光ってどうなの?」って、ちょっと興味があったから話をしました。
その時にその会社さんから紹介されたのがサンエーさんでした。
色々とお話しをいただいて、そのお話しの中で「今国から積極的に再エネ設備関係の補助金も出ていますから」っていう情報をいただきました。
それで、「噓でしょ!?」って。昔は、補助金は本当に取るのが大変で、取れないものだと思っていたので。そして補助金が取れるのだったら、じゃあやってみようかって。
そしたら本当に補助金が使えたので、導入しました。
―「太陽光」についての最初の印象はどのようなものだったでしょうか
最初太陽光っていうのは、自家消費型じゃなくて売電の太陽光がメインだったじゃないですか。で、昔やっぱり仲間から言われていたんですね。
「売電して儲かるよ~」みたいな感じで。
でも当時私としては、それは今の国の施策で売電価格を高く設定しているけど、そんなみんな売電をやってしまったら買取価格が下がるに決まっているし、売電で儲けていくのは限界があるんじゃないかって思っていました。
だから私はやっていませんでした。だけど、興味はあったわけですよね。太陽光に。
あと、以前神奈川県鉄構業協同組合で理事長を務めていた時に、
自民党の県議団に、県で行う役所関係の工事について色々と陳情しに行ったわけ。
その時、当時川崎市から選出されていた県会議員さんに「分かりましたが、貴組合は何かSDGs関係のお取組みはされているのですか?」って言われたのだよね。
でもSDGsについては陳情しに行ったメンバーが誰も知らなくて。その後すぐ調べて、勉強もしました。
その時に、太陽光みたいな再生可能エネルギーを利用することってSDGsに繋がるっていうことも出てきたのですよね。
そこで興味を持って、だから「太陽光ってどうなの?」って、担当の方に聞いたことに繋がったのかなと思います。
―岸部社長は、理事長を退いた現在でも、鉄構業へのSDGsの取り組みの波及をやめない。
私が理事長だった時に、役所など色々な場所へ行って、
「おたくの業界はそういった環境への取り組みをなんでやらねえんだ」と、
お叱りを受けることもありました。
それで実際太陽光の話になって、補助金も豊富にあって、それで次はみんなに宣伝するわけですよね。
「SDGsに向けた取り組み行った方がいい」とか、「補助金もかなりたくさん出ているよ」とか。
ただ、宣伝する場所と時間がコロナでなかったのですよね。
本当は、宴会の席で太陽光の話をして、
興味があった人には教えてあげるってやりたいのですよ。
―電気代は約13万円の削減を実現。
2022年9月お支払い分(太陽光未導入時)
2023年7月お支払い分は電気代ピーク時と比べて約13万円の削減を実現しました。
―一番電力消費の多い、もしくは多いであろう機械について教えてください。
やっぱり溶接機かなと思いますね。
他にもスポットクーラーとか、事務所では冷蔵庫とか、
電子レンジとかも使いますし、最近は工具の充電なんかにも使ったりしますよね。
―サンエーを選んだ決め手というのは何だったのでしょうか?
銀行さんと、銀行さんが紹介した方がお勧めしてくれたからかなと思います。
特に銀行さんはうちが(経営的に)苦しい時に、うちを助けてくれたことがあって、
信頼していました。
その銀行さんが連れて来た方が紹介した企業さんだったので、
同じく信頼してサンエーさんを選びました。
だから、実質おたく(サンエー)を選んだのは私じゃなくて、周りなのだよね。
―鉄骨工事をはじめとした工業業界にとって、太陽光発電はおすすめだと思いますか?
(机に広げた電気料金明細を見ながら)こんだけ電気代が少なくなるのだったら、
必要だと思いますよ。
うちでさえ、10万、15万ぐらい下がっていますから。
電気代月20万円とかって、年間にしたら240万円ですからね。
それは、どうしたら電気代下がるかって考えますよね。
新しい溶接機に替えれば、省エネにもなって確かに電気代は下がると思いますけど、
買うって言ったって一つ80万円ぐらいはしますからね。
しかも電気代これからも上がりそうですし。買い替えでも結構変わるんですよ。
でも一番は太陽光で、補助金で楽になるのであれば、
まだまだ狙い目じゃないかなって思います。
岸部社長は、ご自身で太陽光による電気代の削減を実感することに留まらず、
周りへ、特に同じ鉄構業へ太陽光を積極的に広めていきたいという思いを語っていました。
脱炭素経営が推進されていく中、太陽光の導入は業界のイメージアップにも繋がります。
お忙しい中ありがとうございました。