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【太陽光導入事例】脱炭素社会の実現に向けて 製造業・みたけ食品工業株式会社様に特別取材

「太陽光発電は地球的規模の課題を解決させる選択肢の一つ」

今回は当社のお客様であるみたけ食品工業株式会社様の鴻巣工場長、川端様に太陽光発電を導入されたキッカケ等のお話を伺いました。以下、川端様から伺ったお話を詳しくご紹介いたします。

 

みたけ食品工業株式会社様について

——みたけ食品様はどういった事業を行われていますか?

弊社は農産物である、ごま・大豆・米・大麦といったものを加工し、いりごま、すりごま、きな粉、大豆粉、米粉、麦茶等の製品を生産してお客様に提供しています。

 

太陽光を導入したキッカケについて

——太陽光を導入されたキッカケはなんですか?

今後のエネルギーの問題や電気料金の高騰の予測と、後は電気の供給自体がやはり危うくなってきているというのもあって、それがキッカケと言えばキッカケでした。後は、再生可能エネルギーの導入に対する経営陣の強い意志がありまして、導入の検討がありました。

 

株式会社サンエーを選んだ理由について

——導入にあたって多くの業者を検討されたと思うのですが、サンエーを選んだ決め手というのは何だったのでしょうか?

一つは、色々な業者さんにお見積りを出してもらった際、一番分かりやすく説明していただいたのがサンエーさんであったというのと、後はパネルを設置する位置とか、そういったのを、弊社の要望通り「じゃあ置きます」という感じではなく、「ここは置いても効率的な発電が見込めませんよ」とか、そういう理屈がしっかりされていて、そういった提案をしていただいたので、結果的にそういった面が決め手になったかなと思います。後は価格面でも他と比べて高すぎるということもなく、最終的に御社に判断しました。

 

——補助金の活用に関して、他の会社さんからも提案されましたか?

そうですね、補助金の説明なんかもサンエーさんが一番慣れているような感じがしました。確実にとりますよと言っていただいたことも設置の判断をするうえでは大変参考になりました。他の会社からも提案されてはいたのですが、「こういうのありますよ」みたいな感じだったので、詳しい説明がいただけたのはありがたかったですね。

※食品衛生管理上の問題でマスクをつけております。

電力消費の多い機械とは

——一番電力消費の多い機械について教えてください。

実際どのくらいかという細かい数値は分からないですが、一番大きいのはお米を粉砕する、大型の粉砕機だと思います。将来、必要性が増してきたら稼働する時間を増やそうと思っているので、少しでも省エネ・再エネに対する取り組みはやっていきたいと思っています。

 

太陽光の第一印象について

——太陽光の第一印象について教えてください。

地球温暖化という、地球的規模の課題を解決する一つの手段というようなイメージでした。否定的なイメージは、私自身はありませんでした。ただ導入後に、壊れないかとか経年劣化とかに対する不安は確かにありました。

 

導入に至るまで

——社内でどういった話をしたか等、太陽光の導入に至るまでのプロセスを教えてください。

脱炭素経営をするという意向で、トップダウンで「まずやろう」という話でした。導入するか、導入しないかというプロセスは結論から言うとあまり無くて、やるのが前提というところでした。ではどういう風にやるのが一番良いのか、効果が得られるのかというのかを議論しました。

 

——導入にあたって、一番ハードルになったのはどのような部分でしたか?

ハードルになったのは、設置容量のことですね。もう少し載っけられないかなというのはずっと相談していました。ただ、やはり載せたい場所がどうしても設備の関係で陰になる問題等もあって、その辺り詳しく説明していただいたので助かりましたが、それを上に伝える時間等も含めるとだいぶ時間がかかっていたなと思います。

——導入する前に心配だったことや、実際に工事に入った際に大変だったこと等はありますか?

心配は確かにありましたけど、最初に工程の説明をしていただいて、足場をどこに組むかとか具体的な搬入経路とか、工程のスケジュールの中で説明していただいたので、この通り進んでいけば特に問題ないなと思いました。天候とかで遅れたりするのかなという心配はありました。実際工事を進めていく中でも、大きな問題はなかったですが、社内の新工場の工事とバッティングの部分があって、色々と設備を導入したり等があったのでそこも心配でしたが、工程についての説明をしっかりされていたので解消されました。

 

——食品業界にとって太陽光発電はオススメだと思いますか?

そうですね。食品業界に限らず、電気を多く使う所は太陽光発電というのは一つの大きな選択肢として持っているべきだと思いますし、もう少し技術が発展して、もう少し低コストで高性能な発電ができるものが出てくるとより導入しやすくなるのかなと思います。食品業界には、電気を止めてしまうと一気に損失額が増えてしまう工場も多数あるかと思うので、太陽光と蓄電池をセットで導入する必要性も大いにあると感じます。

 

——みたけ食品様は今後どのような展開を図っていくかというのはありますか?

今後は米粉や大豆粉と言った、ノングルテン素材を小麦の代替としての使用を広げて、アレルギーを持っている人であっても美味しいパンを食べていただいて、そういった価値の普及をしていきたいと思っています。あとは単に、小麦とノングルテン素材を入れ替えるというだけではなくて、混ぜることによって引き出されるメリットを消費者の方に説明をして理解頂き、よりおいしいものを提供していきたいと考えています。

 

——最後に、太陽光発電を検討している方に一言お願いします。

私も今話してきたように、トップダウンで指示が降りてきて検討することになったというのが正直な所ではありましたが、どうしても目の前にあるコストを削減したいというのは事実でした。ただ実際に導入してみて、今色々と騒がれている地球温暖化であったり、そういう将来の地球的規模の課題に対して、「自分がもう生きてないからいいや」とかそういう姿勢ではなくて、解決する一つの手段として太陽光発電を導入し、結果的に工場で使用する購入電力量も削減でき、コストも下がる といった見方をすると、より導入を検討しやすくなるのではないかなと思います。